上村英樹先生の特別講義
 5月24日(月)、福岡教育大学 教授 上村英樹先生に特別講義をお願いしました。
先生は、38年間同大学で学生を指導されました。ご専門は統計学です。定年退官後は、現在九州工業大学、西南大学、中村学園などの近郊の大学で幅広く学生を指導されています。
今回の授業のテーマは、「数のブラックホール」と「数の魔方陣」でした。
現在、先生は通算40年間、学生指導をされていますが、こうした小中学生に授業をするのは、初めてだそうです。「将来、先生になる大学生を指導していたが、小中学生を指導するチャンスはなかったですね。」と、笑われていました。
下記は塾便り新聞12号より抜粋
上村教授は、福岡教育大学で三十八年間務めた後、現在も各近隣の大学で大学生に数学を指導されています。(通算、四十年間)
 今回、そうした中で、小中学生に授業をされるのは、今回が初めてです。塾生は、小二から中三までいますから、ちょっと大変だったと思います。でも、先生の「数のブラックホール」の問題や、「数の魔法陣」のお話を真剣に聞いてくれたので、とても、意義があったと思います。数のブラックホールの話し、実は、身近なところで、起きているのを皆さんご存知ですか?それは、パソコンの動作が迷走し、画面が固まったりしますね。パソコンは、最終的には二進法で動いています。つまり、数の計算で動いているのです。だから、画面が固まって動かなくなったときは、
「数のブラックホール」に嵌まってしまった時か、計算処理の暴走でコンピュータがおかしくなってしまったときです。
 高度な数学は、一見、役にたたないように見えますが、実は、科学を学ぶ人にとっては、大変大切なツールとなります。上村先生のご研究もひょっとすると今後の脳機能のシステム解析に役立つかもしれません。数学は、宇宙のエッセンスかもしれませんね。
受講者と記念撮影 (運動会が雨で延び、当日休塾された塾生は入っていません)